ユネスコアジア太平洋遺産賞受賞 大多喜町役場

ヒロシです

千葉県夷隅郡にある町、大多喜町の町役場がユネスコアジア太平洋遺産賞を受賞したそうです。そこで成田ユネスコ協会の企画で町役場の見学会があり行って参りました。さらに大多喜城と城下町の散策にも。当日は夏日の暑さにもかかわらず45名の方が参加しました。

大多喜町役場は昭和34年に今井謙二氏(早稲田大学名誉教授)により設計、建築されたものですが、老朽化が進み改修されるに当たり地域住民の根強い庁舎への親しみや日本建築家協会の意向により保存する事に決定したものです。改修は当時の姿をできる限り保存し刻まれた時を感じられる庁舎にと再生しました。鉄鋼サッシや柱、梁のコンクリート打ち放し部分、議場や会議室の飾り天井等を保存しつつ旧事務所を多目的ロビーとして活用できるようにしたり、地耐震補強工事もなされました。

受賞の対象は創建から50年以上経過したアジア各国の歴史的建造物や資産に対して国際機関ユネスコが審査決定されるものです。私たちには普段建物の構造、仕組み、構想には余り興味を持つ事はありませんが、今回の見学会では丁寧で解かりやすい説明をしていただき、建築家が主眼としている意図が多少は解かった気がします。


大多喜町役場の入り口付近の全景
当日は建築家、夏目勝也さんの案内により建物の内外構造や設計者の建築構想についての説明がなされました


玄関ホールのトップライトの中には煙突掃除用のブラシが装飾となっていました。


陶片モザイクを使った壁画を見ながら説明を聞いている見学会参加者


屋上に設置されている松の葉の形状をしたオブジェの向こうには大多喜城が望めます。
大多喜は房総の小江戸とも呼ばれ城下町やいすみ鉄道、養老渓谷なども観光名所の一つとなっています。

機会がありましたら大多喜町にぜひ訪れて見てください。

 

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育児中専業主婦、仕事復帰を目指しています。 サイトの管理、執筆、更新をしています。 主にピーちゃんに関する記事、子どもに関する記事、展覧会レビューなどを更新しています。趣味はハンドメイド、展覧会鑑賞。 日課は食べログをみること。好物はパンとエスニック料理。 夫、娘、息子、白文鳥のピーちゃんと暮らしています。

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