Satsuki-5です。
bunkamuraザ・ミュージアムで開催中のビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展に行ってきました。
平日の午前中、それも雨の日に行けば多少空いてるかなと思いきや、そんなことはなく、シニア層からアラフィフアラフォーアラサー女性で会場はいっぱいでした。私はみーたんを抱っこして行ったのですが、そんな大混雑をよそに、みーたんはスヤスヤと寝ていました。子連れで美術館は今日が初めてです。
ピーターラビット展とタイトルがつけられていますが、ビアトリクス・ポターの一生に迫った大回顧展と言ってもいいくらいの規模と構成。絵本の原画と共に、作品が誕生したきっかけや、当時のポターを取り巻く環境や時代背景を追った展示になっています。
ピーターラビットを知っていても、作者のビアトリクス・ポターのことを知っている人は少数派ではないかと思います。
私も作者が女性ということくらいしか知識がなかったのですが、とてもドラマチックな人生を生きた女性ということがわかりました。
ピーターラビットの物語は、ポターが子供に当てた手紙がはじまりでした。のちに出版を勧められ、出版社に原画を持ち込むのですが、出版社と条件の折り合いがつかず、結局自費で出版したそうです。出版社の意向を飲んで出版する道もあったのに、それを断った、ポターの強い信念と、こだわりを貫いての自費出版と思うと、今まで見ていたピーターラビットの絵本が、違ったものに見えてきました。
今回の展示では、ポターの絵本作家としての顔だけでなく、湖水地方を守った自然保護活動家としての側面、自然や動物と深く関わった農場経営者としての側面、キャラクタービジネスの先駆者としての側面にも迫っています。
bunkamuraザ・ミュージアムは10月11日までで、とっても混み合うと思いますが、オススメです。この規模の展示はしばらくは見られないかも。緻密で美しい絵本の原画が見られます。
私は利用しなかったけど、イヤホンガイドがディーン・フジオカ。客層をうまく捉えた人選だと思いました。